今年2011年の4月創業からこれまでを振り返ってみました。
1.グランゼーラ劇場開幕(4月)
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静かに、しかし強い信念をもって、グランゼーラは金沢の一角で生まれた。
「ゲームなら思いついたことをすべて実現できる」と「面白さ優先主義」を掲げて。創業時のメンバーは7名。「代替できない娯楽の提供」を存在目的とするグランゼーラ。 その波乱の物語は、この時始まった。
設立時の思いはここに記されている→ 「設立にあたって」
2.革命軍本格始動(5月)
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5月、グランゼーラは本格的に活動を開始した。最初の仕事はPSHomeラウンジ「南の島の隠れ家」の作成だ。
ひっそりとスタートした自分たちの会社と「南の海に浮かぶ静かな入り江がある孤島」を重ねながら制作を開始。しかし、そこはグランゼーラ、「何だか、ドーンとぶっ放したいね!」「うん、うん、ズドーンとかっ飛ばしたい!」と自然な流れで推移した結果、夜空を見上げれば花火がドカンと打ち上がり、海を見れば水上バイクが水しぶきを上げながらカッ飛んでいく、なんとも賑やかな空間に。早くこれを皆さんに楽しんでもらって、グランゼーラの名を知らしめたい!フラストレーションがたまっていく開発スタッフ一同。
3.Webサイト開設(5月)
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会社を設立して1か月。Webサイトもない状態では、会社があることを皆さんに知ってもらえない。ということでWeb作成に着手。しかし、ゲームを1タイトルも出していない私たちには、掲載可能な画面写真がない。
そこで、オフィス内の写真を撮り始めた。オフィス内だけではネタ不足だ。では廊下に出て、トイレを撮影、非常階段を撮影…そして外へと飛び出した!
4.Operation「ZOSHO」~増床大作戦~(7月)
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7月1日から新しい革命戦士が増えるため、当社は増床を決めた。レイアウト変更のリミットは6月30日。だがしかし!肝心の机の配置が決まっていない。九条P「カッコイイレイアウトがいい」「グランゼーラっぽいのがいい」とオーダー。増床スペースの幹部、よしぞうとヒデマロンがレイアウト案をいくつも作成するも、「カッコいいレイアウト」にならない。そして、なにより、予定している数の机が部屋に入りきらないのだ。夕方から始まった「増床会議」は深夜にもつれ込む。深夜0時になったにもかかわらず、なかなか決まらず。
結局、ツー・シム・ラー案のふつぅ~うのレイアウトで落ち着いた。 ボツ案は写真のレイアウト。翼のように配置されたものや学校の教室風のものがあった。
5.PSHome参入! 第一弾ラウンジ「南の島の隠れ家」開設(7月)
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グランゼーラがついに世に解き放たれた!新ラウンジ「南の島の隠れ家」を引っさげ、PlayStation(R)Homeに参入。
水上バイクや海底宝探しで、南国の楽園気分を味わえるロマンス溢れるラウンジとして、主にスタッフの目の保養目的で開設されたとか… 開設後も化石掘りやウェディングなど、様々な新要素が続々追加され、かつての楽園はどんどん要塞のように変貌を繰り返している。 今後も様々な拡張が予定されており、現在上がっている構想として 「双子の女神像になにかが起こる!」「難破船に入って海賊気分!?」 「水上バイクレースの超本格コースが追加!」「気になる塞がった洞窟の先に…?」 「謎の怪鳥に連れ去られる!?」「海に揺れる謎の影の正体とは?」 …など、革命戦士の野望はとどまるところを知らない。
6.弁当系男子の強い味方、電子レンジがオフィスに導入(8月)
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革命戦士Rは、ある日革命軍首脳陣に強く訴えた。
「会社に食堂がないので、毎日外食になってしまう。弁当系男子として電子レンジの購入を要請する!」 その訴えを一ヶ月あまり続けた結果、ついに7階の開発本部に電子レンジが導入!(「グランゼーラ劇場 その6」参照)
その日以来毎日弁当を温めては、空腹の開発本部のメンバーにカレー弁当の香りを嗅がせるという嫌がらせを行う革命戦士Rの姿がそこにはあった。
7.第二弾ラウンジ「大江戸・大商店と長屋」開設(8月)
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PSHomeに第二のラウンジ「大江戸・大商店と長屋」が開設。
九条氏曰く「江戸をテーマにしたラウンジは、3年前から作りたかったんだよね」とのこと。まさに3年越しの野望が実現したのである。 南の島にはなかったBGMをラウンジに入れるという試みは、江戸の町の雰囲気を出すのに一躍買っていたが、 開発メンバー全員が脳内で延々とBGMが再生されるという副作用もあり、今後の導入が懸念された。
実はこのラウンジ、新年を迎えるとそれは大層縁起の良いものが見られるとか…
年始はぜひ「大江戸・大商店と長屋」へどうぞ。
8.PSHomeラウンジ「南の島の隠れ家」海外進出(9月)
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グランゼーラのPSHomeラウンジ第1弾「南の島の隠れ家」。7月に国内で開設して以来、好評を博しているこのラウンジが、ついに海外(北米・ヨーロッパ・アジア)でもプレイできるようになった。これでわが社も世界を相手に戦うグローバル企業だ。おかげで英語のメールがガンガン届いててんやわんや。どうするグランゼーラ!
そんなピンチの折、颯爽と仲間に加わったのがアメリカからやってきた革命戦士David。もちろん英語はペラペラ!なんと頼もしい!しかし決定的な弱点がひとつ。彼は日本語がまだあまり喋れない。超カタコト英語と身振り手振りと自動翻訳を駆使して、なんとかコミュニケーションをとる毎日。
9.PSHomeのマルチゲーム「大江戸・モノノケ退治」開設(9月)
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PSHomeのラウンジ「大江戸・大商店と長屋」に追加された、本格マルチプレイアクション「モノノケ退治」が公開。
腰に下げた刀を抜き、江戸の夜の町で悪さをはたらくモノノケどもを切り伏せる純和風アクションが、友達と一緒に楽しめる。 社内のミーティングでは、常に新しい職業について議論がなされており、各々が好き勝手言い始め、構想ばかりが広がっている状況だという。 現在挙げられている新職業案としては、「虚無僧」「陰陽師」「火縄銃使い」「岡っ引き」「桜吹雪奉行」「三味線弾き」「かんざし職人」「二挺拳銃」「花魁」「居合道」「蹴鞠師」など。
今この場でも増え続けており、開発のスタッフはただただ苦笑いを返すのみだと言う…
10.海外進出を見据え、世界主要都市の時刻を示す時計を設置(9月)
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ついにきたる海外進出。これからは海外とのやりとりも増えていくはず。そこで、世界主要都市(ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン)の時刻を示す時計をオフィスに設置した。なんだか多国籍企業みたいでカッコイイ!
しかし致命的な問題が。アナログ時計なので午前なのか午後なのかわからないのであった。でもカッコイイのでそのまま設置。
11.東京ゲームショウ視察出張を賭けたじゃんけん大会(9月)
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東京ゲームショウ。それは、年に一度開催される日本最大規模のコンピューターゲーム展示会。その入場チケットを、とあるルートから入手したグランゼーラ。しかし枚数には限りがあった。新人たちに与えられたチケットはわずか2枚。その枠を奪い合う戦いに、4名の革命戦士が名乗りを挙げた…菅次郎、タイプリュータ、ちゃか、かっくん。戦いの種目はじゃんけん(3本先取)だ!
一回戦 … 勝者 : 菅次郎、ちゃか
二回戦 … 勝者 : 菅次郎
三回戦 … 勝者 : 菅次郎(参加権獲得!)
四回戦 … 勝者 : ちゃか
五回戦 … 勝者 : かっくん、ちゃか(参加権獲得!)
全勝した菅次郎。すごいぞ菅次郎。
全敗したタイプリュータ。おいしいぞタイプリュータ。
そしてこの模様がなんとマンガ化。
12.最優秀起業家賞を受賞!(10月)
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石川県産業創出支援機構主催の「革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ」で、当社の代表取締役の発表したビジネスプラン「金沢発、ゲームを世界へ! ~いしかわ製デジタルエンターテインメントの海外展開~」。これがなんと最優秀起業家賞を受賞!
13.さらなる増床と見えぬ先行き(11月)
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開発本部である7階の隣の部屋が、新しく革命軍基地の施設として利用できるようになった。 しかし、11月の日誌で司令官が言っているように、とても有効利用されているようには思えない。 なんと、この2011年が終わろうとしている状況でありながら、未だにこの空間はそのままなのだ! これはいったいどういう事なのか。オフィスのレイアウトなどを決定している総務マネージャーに話を聞いた。
「それでも、私はビンワン!そう、敏腕マネージャー ツー・シム・ラー。」
…との事。
果たして2012年には、この空間が有効利用される日は来るのだろうか
14.金沢工業大学との合同作戦開始(11月)
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地元の学校との連携プロジェクトは、会社設立当初からの主要ミッションの一つ。
グランゼーラが掲げる「金沢エンタテインメントシティー構想」実現のためには、地元学校との連携は不可欠。
現在、ごく一部のメンバーにしか知らされずに進められているこの極秘プロジェクト。
近日中に詳細が発表されるとか… ( 金沢工業大学の公式サイトはこちら)
15.ウェブコンテンツ「金沢ライフマップ」始動(11月)
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11月からグランゼーラのウェブサイトに登場したコンテンツ「金沢ライフマップ」。グランゼーラならではの解釈・切り口で、石川県の良さ、金沢市での生活の魅力を隔週で紹介している。
九条Pの肝いりで始動したこの企画。初回のテーマは金沢駅、第二回は兼六園と、順当な滑り出し。ところが第三回のテーマは…50m道路。われらグランゼーラが入居するNEWSビルが面している道路だ。えッ、こんなただの道路を取り上げてどうしろっていうの…!?九条Pのムチャぶりに戦慄するわれわれ調査隊。そして敢行されたのが、50m道路の幅が本当に50mあるのかどうか実際に計測してみるという体当たり企画。はたしてその結果は!?
気になる方は記事ページをごらんください。
16.新ラウンジ「ネオンがしみる繁華街」開設(12月)
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PSHomeに第三のラウンジ「ネオンがしみる繁華街」が開設。
どこかで見たような懐かしさすら覚えるこのラウンジの雰囲気には、大阪での生活経験のある3名(九条P、みいはあ氏、タイプリュータ)の意見が多分に含まれているとかいないとか。 分かる人には分かる!とは言うが、濃い大阪トークは住んだ事のない人間からするとちんぷんかんぷんであり、その温度差をどうにか埋めて完成したのがこのラウンジである。 実はこのラウンジも大きな野望があり、真っ先に優先されるべきは「繁華街らしいいかがわしさ」である。 元々はもっといかがわしい雰囲気を秘めたラウンジだったのだが、一旦は今の形に落ち着いてしまった。
しかし、我々は諦めてはいない。我々の戦いは始まったばかりだ。『いかがわしいラウンジを世に送り出す』という高尚なミッションを遂行するため、2012年も戦い続けることだろう…
ラウンジを楽しんでいただいている方々からの写真
17.革命戦士かっくんの結婚式(12月)
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8月から仲間に加わった革命戦士かっくん。彼の結婚式が挙行されるはこびとなり、作戦本部で共に勤務しているメンバーが招待された。これは出席せねば!ある革命戦士などは、この結婚式のために彼女とのデートをキャンセルしたとかしないとか…
そして当日、新郎側祝辞を述べたのはわれらが九条P。面接に来た日からの思い出を切々と語り上げた。さっすが九条P、イイこと言ってくれんじゃん!
なお、奮闘日誌の中でも当人がこの結婚式について語っている。
18.タイプリュータ合コン阻止(?)作戦(12月)
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革命軍の特別参謀ひろごん氏によりセッティングされた大学生との合コン。革命軍からはタイプリュータ、ちゃか、メニーが参戦し、当の本人たちはのんびりお酒でも飲みつつ女友達が出来たらいいな…程度の認識であった。
経験の浅い後輩に対し、せめて成功するように助言してやろう…と九条P、ひろごん氏、ザシャ氏、かっくん四氏がタイプリュータのTwitterに様々なアドバイス。
ところが、本当にうまく行きだすや否や「こんなの面白くない、おもしろさ優先主義に反する!」として、再三現状報告を要求。
しかしその頃、タイプリュータは念願の焼酎東方ガールと出会い、革命軍の命令を一切無視して濃いトークを楽しんでいたという。
これに激昂する四氏、後に査問会が開かれることになったという…
19.PSHomeラウンジ「大江戸・大商店と長屋」海外進出(12月)
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グランゼーラのPSHomeラウンジ第2弾「大江戸・大商店と長屋」。
8月に国内で開設して以来、大好評を博しているこのラウンジが、ついに日本以外の東アジアや東南アジア各国・地域でもプレイできるようになった。はたして、粋でいなせな江戸町民の心意気は海外の人々にも伝わるのか?今後の動向を注視したい。
さらになんと来年(2012年)1月より、同ラウンジを北米とヨーロッパでも開設予定。江戸っ子の魂よ、日本人の心よ、世界にはばたけ!
20.【お詫び】グランゼーラ公式ツイッターアカウント、沈黙を守る?
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株式会社グランゼーラのツイッター公式アカウント @granzella_games は、12月29日現在、490人を超える方々にフォローしていただいているにもかかわらず、1ツイートもしていない。当初は6月ツイート開始を目指して準備が進められていたが、責任者である九条Pが「もっと面白い内容でないとダメだ!」とハードルをどんどん上げていき結果的に年内のツイートを断念せざるを得なくなった。
「すべらないツイート」を掲げているだけに、その初ツイートへの期待感は沸点を軽く超え高まるばかり。
さあ、注目の初ツイートは?!
<年末のご挨拶>今年も応援ありがとうございました。
2017年最後の営業日となりました。今年も大変お世話になりました。
応援をいただいていることが、私たちにとって大きな励み、支えになっております。
来年も応援に応えるべく、私たちにしか提供できない面白さを発信していきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
2018年が皆さまにとっていい年になりますように。
グランゼーラグループ スタッフ一同