「殺意はゴリラの右側に」第1話
日誌のネタがないときのために、リレー小説を立ち上げてみることにしました。
(業務連絡 >>全社員)皆さんご自由に続きをお書きください。
【連載日誌小説「殺意はゴリラの右側に」第1話】
「完璧なマウンテンゴリラなどといったものは存在しない。
完璧なローランドゴリラが存在しないようにね。」
私の記憶している限り、それが彼の最後の言葉だったように思う。
それから後のことはあまり覚えていないが、気づいたら彼は
アスファルトの上で倒れていて、私の手には血まみれの手斧が握られていた。
それだけのことだ。
私は19歳で、夏だった。
第2話へ続く。