紫と赤を混ぜンタ
色相を環状に配置した「色相環」と呼ばれるものを見たことがあると思います。
赤→橙→黄→緑→青→紫→赤→…と連続的に並んでいるように見えますが、不思議な仕組みが隠れています。
可視光線の中で最も波長が短い光が紫、最も波長が長い光が赤になります。
それなのに、色相環では紫と赤が隣り合い、まるで連続しているかのように描かれています。
紫と赤を混ぜた色は「マゼンタ」と呼ばれますが、これは単一の波長では表現できません。
そのため、自然界にはほとんど存在しない特殊な色なのです。
ところで、紫と赤は波長が両極端であるにもかかわらず、なぜ似た色に感じるのでしょうか?
以前、波長の長い光(赤)を感知する錐体細胞が、波長の短い光(紫)にもある程度反応するためではないか、という説明を目にしたことがあります。
これに納得し、紹介しようと思ったのですが、調べ直すとこの説明が一般的ではないことに気づきました。
実際のところ、明確な答えはわかりません。
この謎に詳しい方がいれば、ぜひ教えてください!