Happy New Decade
AIが世界トップクラスの囲碁棋士を破ったのは2016年のこと。
翌年、そのAIが、人間の棋譜を与えずに自己対戦だけで学習した新AIに破れました。
そして2019年、そのAIも、今度は囲碁のルールさえ与えずに学習させた新AIに破れました。
ルールは自ら学習するので、囲碁だけでなく、将棋やチェス、さらには様々なビデオゲームにも対応できます。
ビデオゲームについては、今のところ成果が発表されているのは1980年前後に発売されたレトロゲームのみで、3Dアクションゲームや複雑な戦略ゲームなどはまだルールを教えないと人間のトップレベルを超えるのは難しいかなと思いますが、それらの攻略も時間の問題でしょう。
ゲーム分野以外では、テキストや音声を自動生成する技術も人間と区別がつかないレベルまで達してきているので、ゲーム実況動画の自動生成なんかもうすぐ本格化してきそうな気がします(すでに研究はいくつか発表されていますが)。
ゲームを作る側としては、そうなるとプレイするたびに展開が変わるほうが良いのかなとか、いろいろ考える日々です。