将棋の棋士の対局の制限が解除されました。
大半の対局が中止ではなく延期のため、かなり忙しいスケジュールになっているようです。八大タイトルのうち4つのタイトル戦が同時開催になるのではないでしょうか。
複数のタイトル戦に登場する棋士は、どれに力を入れるかという戦略も重要になりそうですね。
将棋は、囲碁やチェス等と比べて終盤での逆転が発生しやすいのが魅力のひとつなのではないかと個人的には思います。
持ち駒ルールは、優勢な方をさらに有利にする効果があるように見えるので、チェスよりも逆転が発生しやすいのは意外に思う人もいるようです。
確かに、持ち駒ルールにはそのような効果もあるでしょう。しかし一方で、劣勢な方も簡単に王手を掛けることができるので、優勢な方も守りに手を抜くことができず、僅かなミスで詰まされてしまうのです。
ゲームを作るとき、逆転の可能性を大きくしようと思ったら優勢な方が不利になるようなルールを入れがちですが、そうすると優勢になるのが楽しくなくなってしまうという問題があります。
持ち駒ルールは、優勢になるのが楽しく、かつ、逆転の可能性も大きくなるので、ものすごく良くできたルールだと思います。