それはXX年前、私がまだ若かりし大学生だった頃の話です。
当時将来の進路も漠然としか考えていなかった私は、教養課程の講義をただ興味の趣くまま履修していました。
その中にあったのが、講義名は忘れましたが暗号の講義です。
暗号の歴史から始まり、第二次大戦頃に使用された暗号の事例と解読法の解説。
それを用いて実際に解読を行い、結果を踏まえたうえで既存の暗号の脆弱性の指摘。
そして最後に公開鍵暗号について、これからの暗号技術として簡単に仕組みを解説して講義は終了しました。
時は流れてつい先日。
SSH接続の設定をしていて、公開鍵・秘密鍵の言葉がでてきてふとその講義のことを思い出しました。
現代のネット社会において公開鍵暗号の技術はセキュリティ上無くてはならないものです。
それをたまたま、上辺だけとはいえ遠い昔の内から学んでいたというのは、時代を先取りしてた感じがしてちょっと優越感に浸れたりもします。
…その頃から歳月が経ちすぎて、肝心の講義内容はほとんど覚えていないんですけどね!