昔むか~しの職場の仲間に再会した。
彼はすごく丁寧に挨拶をしてくれたし、
こんな私を覚えてくれていた。
こんなにも不実な私をだ。
実にありがたい事だと思った。
長年、自分など塵あくたのごときもののように思っていた。
今でもそれを問いかける毎日で、拭い切れたとは言いがたい。
だがしかし、時折であるが、見つめてくれていた人もいた事が実感できる事もある。
それはやはりどうしようもなく嬉しいものであるし、活力の源となるものだ。
私「年取ったもんだねぇ…オレは変わらないでしょ?」
彼「いいえ、あなたもトシをとりましたよ…(笑)」
今でも気持ちはだけは32歳のままだ。
30代とかではない。
32歳の青春のままだ。
実際はいろいろ経験して、ずいぶんずるく、そして臆病になった。
それは自覚している。
それでも、今の気持ちを忘れないと刻んだ、あの夜のままでいる。