名古屋駅から北側に、トヨタ産業技術記念館という観光名所がある。 そこで『時の計りかた~和時計に見る“時感”と“からくり”~』という企画展が6/9まで催されていた。
2日には明石市立天文科学館の井上館長が『時』についてトークするイベントが開催された。 (明石市は日本の標準時を決める子午線が通る場所) 『時』をテーマに、何をそんなに語るのかと思いつつ拝聴。
すると、いかに自分が“現在使っている時間”を当たり前に思っていたか。 正午は“午前”12時だとか、時計の文字盤は12か0かとか、 今の日本は定時法でも江戸時代は不定時法で、過去と現代で時間の考え方が随分変わったなど。 いかに自分が『時』を気にしていなかったのか、 そんな『時』を深く考える人がいることに気付けたことが面白かった。 6/10は『時の記念日』で、来年はその100周年だとか。 社会が変われば“時間”も変わる。“時間”と“時感”の違いなど、『時』の一語に持つ厚みに驚かされた。
余談: その日はブラック星博士という怪人?も登場したのだが、明石にはシゴセンジャーなるヒーローもいるらしい。 子午線をヒーローにする発想にも驚いた。