ピッチドロップ実験とは、固体のように見えるピッチ(アスファルトなど)が、実は高い粘性を持つ液体であることを示すための長期実験です。
1927年にオーストラリアの大学で始まり、現在も続いています。
この実験では、ピッチが漏斗から一滴落ちるのに約10年を要します。
これまでに9滴が落下し、次の10滴目がいつ落ちるかが注目されています。
この実験は、世界最長の継続的な科学実験としてギネス世界記録にも認定されています。
さて、私もこの実験を観察しようとライブ中継を見始めましたが、ピッチのように黒かった自分の髪の毛が、時間とともに白髪が増えていることに気づきました。
どうやら、ピッチだけでなく、私の髪の毛も時間の流れを示しているようです。
私たちも日々の生活の中で、ゆっくりとした変化に気づく心の余裕を持ちたいものですね。
それでは、次の滴が落ちる頃にまたお会いしましょう。