人間の意識を機械にアップロードする研究が、最近、ニュースなどでも取り上げられるようになっています。
数年前はまだSFのような話としてまともに受け取られていなかったように思いますが、いよいよ現実味を帯びてきたということでしょうね。
ただ、そういった研究は、大抵は脳の情報のアップロードをめざしていて、脳以外の器官を無視あるいは軽視していることがしばしばあります。
私は感覚器や運動器も自分を構成する重要な要素だと思うので、脳の情報だけが機械にアップロードされても、アップロードされた側の意識としては、アップロード元から連続した自分だとは思えないような気がするのですが、どうなのでしょうか。
いずれにせよ、こういった技術が実現すると、哲学にも大きな影響を与えそうなのが面白いですね。
哲学はプラトンからあまり進歩していないとか言われることもありますが(さすがに言いすぎだとは思いますが)、それ以来の大きな進歩が果たされるのかもしれません。