私が(寝る前に)ゴリラを眺めるときは、よくこんなことを考えます。
ゴリラがこんなにたくさんいるのだから、
ゴリフがどこかに存在したとしてもなんら不思議はないはずだ、と。
ここで、私の頭に新たな疑問が浮かびます。
ゴリフとはいったい何なのでしょうか?
体の右半分はキチン質、左半分はゲル状で、
3本の脚で素早く走りまわり、
「ボホッボホッボ」と鳴きながら
成人男性の手の甲に生えた毛をむさぼる有袋類なのでしょうか?
恐ろしくなった私は、ゴリフについて考えるのをやめました。
ゴリフのことなんてすべて忘れて、平和な日常に戻りたい。
ただそれだけを祈りながら。
しかしゴリフは、私のことをずっと覚えているでしょう。
あいつは昔からそういうヤツでした。